冷え性対策に効果的な方法である足裏日光浴を解説

冷え性対策に効果的な方法に関する「足裏日光浴」について

つらい冷え性に1日5分間の「足裏日光浴」

冷え性は足先などの抹消血管が収縮し、血液の流れが悪くなったために起こります。ひどい人になると、手足や腰がまるで氷を押し当てられているように冷えて、床に入ってもなかなか寝付けないという人も少なくありません。このような症状は、足の裏に太陽光線を当てる日光浴を行なうことで、ずいぶん楽になります。

日光浴に効果があるのは、一つには紫外線の働きによるところが大きいと思われます。紫外線には殺菌作用や体内でのビタミンDの生成を促す作用が知られていますが、ここで注目したいのは紫外線による新陳代謝の促進です。足の裏を日光に当てれば、足の裏の新陳代謝が促されることになります。

足の裏の新陳代謝が活発になるということは、足の裏の血行も盛んになるということです。このように抹消血管の血行がよくなると身体全体の血行もよくなり、身体中があたたかくなるのです。また、足の裏の土踏まずには「湧泉(ゆうせん)」というツボがあります。

東洋医学では、冷え性は「先天の気(持って生まれた生命力のこと)」が衰えた状態であると考えます。この「先天の気」を高める作用があるのが「湧泉」で、このツボを紫外線で刺激してやることで「先天の気」がよみがえり、冷え性も改善されると考えられているのです。

冷え性によいのは紫外線だけではありません。太陽光線中の赤外線も、冷え性の改善にたいへん役立ちます。

赤外線は温熱効果のある光線で、日向ぼっこがポカポカとあたたかく気持ちいいのは、この赤外線のおかげなのです。そのため、足の裏を日光に当てれば、赤外線の作用で冷たい足もあたたまりやすくなります。

「足裏日光浴」のやり方

足の裏の日光浴は長いすなどに寝そべり、足先を少し高くして、足の裏をよく日に当てるようにします。

時間は 5~10 分が目安ですが、その都度ご自分で調整してください。足の裏がポーっとあたたまったなという感じになれば十分です。

あたたかい日なら、足の裏だけでなく、膝下まで日光に当てるようにすると、さらに効果的です。

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