冷え性改善に効果的なストレッチである「背伸び運動」について
つま先立ちをする「背伸び運動」
冷え性を改善するには全身の血行を良くすることが大切ですが、そのためには、足の運動を積極的に行なうのが効果的です。
足の筋肉を動かすと、筋肉が弛緩したときには血液が流れ込み、緊張したときには血液が押し出され、筋肉がポンプの働きをして足や下半身に滞っていた血液を流し、全身の血液循環がよくなります。
そこで簡単に出来る足の運動としておすすめしたいのが、「背伸び運動」です。運動といっても、足を軽く開いて立ち、両足のかかとを一緒に上げ下げするだけの運動なので、家事の合間などに行なうのがおすすめです。
このとき、「足の裏側の親指の付け根」にはホルモンの分泌を正常化し、自律神経の働きを調節する脳下垂体のゾーン(反射帯)がありますので、その部分が十分に刺激されるように意識して行なってください。
「背伸び運動」に加えて、座ってくつろいでいるようなときにも足を刺激してみてください。
片足を膝の上にのせ、手でこぶしを作って、足の裏全体を叩きます。足が温かくなってきたら、反対の足も行ないます。これらの足への刺激を、日常生活の中でこまめに続けるだけで、冷え性が改善されていくでしょう。