冷え性に効果的なツボに関する「健康ハンマー療法」について
「健康ハンマー」を使って手足のツボを刺激
「健康ハンマー」は入手しやすい身近なマッサージ器具の一つですが、肩こりや背中叩きばかりではなく、つらい冷え性の治療にも大いに役立ちます。
冷え性に効くツボのうち、ここでは「湧泉(ゆうせん)」と「至陰(しいん)」と「陽池(ようち)」を刺激します。
「湧泉」の位置
「湧泉」の位置は「足の指を裏側に曲げるとシワが寄りますが、その中で最もくぼんだところ」にあります。ここを刺激すると「腎経」という経絡(生命エネルギーの通り道)のエネルギー代謝が活発になって、身体がポカポカとあたたまってきます。
「至陰」の位置
「至陰」の位置は「足の小指の外側、爪の生え際」にあります。至陰は「膀胱経」という経絡とつながっているため、ゆるやかな刺激を与えると水分の排出作用が円滑になり、末梢血管が拡大して血流がよくなります。その結果、身体があたたまって冷えも改善できるのです。
「陽池」の位置
「陽池」の位置は「手の甲を上にして思い切り手を広げたときに、親指以外の4本の指から出た筋が集まるところ、手首の関節の中央から少し小指寄り」にあります。
健康ハンマー療法のやり方
順番としては「陽池」→「至陰」→「湧泉」の順で行なうのが、最も効果的です。
まず、「陽池」をハンマーの突起部を使って押しもみます。3秒押しては離すという要領で、7~15回繰り返します。
次に同じやり方で「至陰」を刺激します。
最後に「湧泉」の周りをハンマーでリズミカルに20~30回ほど叩くことで、冷えが改善できます。