冷え性とは何かについて
「冷え性」とは何か?
冬になれば寒いのは当たり前です。長時間外にいると身体は冷えきってしまいます。部屋に入って暖めてもなかなか暖まらない。特に手足が冷えているように感じる。これが「冷え性」の始まりです。
「冷え性」は、身体の他の部分が暖まり、冷たくないのに対して、手や足の先などがいっこうに温まらず冷えているような感じが続く事です。
「冷え症」ではなく「冷え性」?
さて「冷え性」は「冷え症」ではありません。漢字変換しても「冷え性」と一番始めに出てくるはずです。「症」この字は病気と判断されたものに対して主に使われます。
ここで間違えていけないのは、「冷え性」は決して病気ではありません。というより西洋医学では「冷え性」を病気として扱っていないのです。
ですからお医者さんに行っても、症状に対しての適切な診断はしてくれても、「冷え性」を治す薬というものは、ほぼ存在しません。
「冷え性」は普段の食生活、運動から改善できます。生活を一度見直し、適切な環境で生活を送ることが冷え性解決の一番の近道になります。
東洋医学では
東洋医学では、病気は体の陰陽のバランスが崩れている状態と考えます。「冷え性」も原因はいくつか考えられますが、体のバランスが崩れている状態や、冷え(東洋医学では寒邪といいます)が体に侵入するなど、その不調を知らせるために痛みや症状が出てくると考えています。
それらの症状や、個々人の体質を元に、体のバランスが崩れる原因や状態を見極め、それを改善することで根本から「冷え性」を治そうとするのが東洋医学の考え方なのです。