冷え性に効果的なツボに関する「手の甲こすり合わせ療法」について
左右の「手の甲」をこすり合わせる簡単刺激法
手の甲には「陽池(ようち)」というツボがあります。「陽池」を刺激すると、そこにたまっている熱のエネルギーが全身に送り込まれて身体があたたまります。
「陽池」の探し方と刺激の仕方
「陽池」の位置は「手の甲を上にして思い切り手を広げたときに、親指以外の4本の指から出た筋が集まるところ、手首の関節の中央から少し小指寄り」にあります。
また、このあたりは体内で熱を発生する器官にかかわりのある「三焦経(さんしょうけい)」という経絡の通り道でもあります。ですから、「陽池」の一帯は冷えを解消するには最適の刺激場所なのです。
刺激の仕方は、左右の「陽池」を中心とした一帯同士が当たるようにして、手の甲をこすり合わせます。こうすると、手先や足先まで血液が行き渡るとともに、体内からの熱の発生も増えてあたたかさの持続時間が長くなります。