冷え性は女性になぜ多いのかについて
「冷え性」は、もちろん男性にも症状が出ますが、比較的女性に多い傾向があります。ではなぜ女性は「冷え性」になりやすいのでしょうか?
◆女性ホルモンとの密接な関係
「冷え性」の大きな原因の一つ、自律神経の乱れ機能低下は、女性ホルモンのバランスの乱れが理由の一つです。
特に女性ホルモンが乱れる時期は、妊娠時と更年期時です。この時期が原因で冷え性になる事がよくあります。また身体に無理なダイエットは、月経不順を招くと共に、「冷え性」を併発する危険性があります。
◆衣服の関係
男性は割とゆったりとした服を着る事が多いと思いますが、最近の流行もあり、女性は身体にピッタリとした服を着る傾向にあります。
このようなピッタリとした服は、身体を締め付け、血液の流れを悪くする作用があります。
また、ミニスカートなどの薄着ファッションが身体を急激に冷やしてしまう為、「冷え性」が発生しやすいという訳です。
◆血圧(低血圧)の問題
これも大きくダイエットに関わってくる事ですが、低血圧の方、もしくは低血圧になってしまった方は、血液を運ぶ力が他の人よりありません。という事は通常の方よりも体力が落ちてしまうという事です。
またダイエットにより栄養不足になり、貧血を起こしたりする方もいます。貧血は体内の血液が足らない信号です。キチンとした食事療法のダイエットが必要だと言えます。
◆へそだしの服装
下腹部のあたりには、生殖器などから排出された老廃物を処理するため、人体の全血液の1/3にあたる量がめぐっている、重要な場所なのです。
しかし、若い女性はおへそを出す服装などをするために、非常に下腹部が冷えやすくなっています。そうすると、体内の1/3の血液が腰に留まることになるので、身体全体の血液循環が滞って、冷えを引き起こす大きな原因となるのです。
◆体脂肪が多い
女性の身体は男性に比べると、様々な要因のため体脂肪が多くなっています。
脂肪は冷えを溜め込みやすい特徴があるので、女性は男性に比べると冷えやすいのです。