冷え性改善に効果的な飲み物である「熱い烏龍茶」について
ティータイムには「熱い烏龍茶」
お茶を飲んでホッとひと息つくとき、あなたは緑茶党でしょうか?緑茶を飲むのももちろん結構ですが、冷え性に悩んでいる方は緑茶のかわりに「熱い烏龍茶」を飲むことをおすすめします。なぜなら烏龍茶には身体を温める作用があるからです。
東洋医学では昔からお茶を「温性(身体を温める性質)」のものと「涼性(身体を冷やす性質)」のものに分けています。烏龍茶や紅茶は「温性」に属し、緑茶は「涼性」に属します。
したがって、身体の冷える人は烏龍茶や紅茶を飲むと身体があたたまりますし、反対に、熱のある人は緑茶を飲むと熱が下がると言われています。
東洋医学では、烏龍茶の中でも「水仙」という銘柄が特に温性が強いと言われています。幸い「水仙」は日本にも多く輸入されていますし、味も「香りがよくてくせがない」と高評価です。
また、貧血があるとどうしても身体が冷えやすくなりますが、烏龍茶のなかでも「鉄観音」は鉄分の含有量が多く、貧血気味で冷え性の人にはおすすめです。
烏龍茶の入れ方に細かい作法はありませんが、選び方と香りを生かして美味しくいただくためコツを以下に述べておきます。
烏龍茶の選び方
まず、茶葉の選び方ですが、色が真っ黒で、よくねじれていて、引き締まった形のものが良質のものです。また、茎が少なく、葉が多いものほど高級品であるとされています。
烏龍茶の入れ方
次に入れ方ですが、茶葉は日本茶よりも多めにし、グラグラの熱湯を茶葉が浸るくらいまでいれ、20秒ほどおいて、一煎目は捨ててください。これはお茶を作る過程で付着した様々な匂いを洗い流すためです。
あらためて、口がいっぱいになるまできゅうすに熱湯を注ぎ、4~5分おいて、よく煎出してから湯飲みに注ぎます。5~6煎目ぐらいまでは、美味しくいただけるはずです。
なお、冷え性の方は必ず「熱い烏龍茶」を飲むことが身体を温めるコツです。冷やして飲んだのでは効果は期待できませんので、気をつけてください。