冷え性改善に効果的な食べ物である「ネギのみそ汁」について
「ネギのみそ汁」の効果
東洋医学では、古くから食べ物の性質を「四気・五味」に分類し、これをうまく組み合わせて、自分の健康状態に合った食事を摂るのが理想的と考えられています。
「四気」というのは、「その食べ物を食べた後に身体が感じる変化のこと」で「寒・涼・温・熱」の四つに分かれます。
「五味」というのは、「食べた後に感じる味のこと」で「甘(甘い)・辛(辛い)・酸(すっぱい)・苦(苦しい)・鹹(塩辛い)」に分かれ、それぞれの味が内臓の働きに対応しています。
冷え性の方におすすめしたいのは「温・辛」の性質を持った食べ物ですが、その代表的な食べ物が「ネギ」なのです。
「辛」の食べ物には、肺や大腸の働きを高める作用がありますから、身体に抵抗力をつけ、寒気が身体の中に侵入するのを防ぎます。そのうえ「温」の性質が同時に働くので身体の芯からポカポカあたため、汗を少しかかせてくれます。
このような性質を利用して、「ネギ」は風邪の治療薬として盛んに用いられてきましたが、「冷え性」の改善にも最適な食べ物と言えるので、「みそ汁」だけでなく「薬味」などにも利用して、日頃から積極的に食べるようにしてください。